福岡を中心に日本各地を釣り歩くつり部の釣果報告

海はベタ凪で、状況は厳しそうでしたが、
開始後ほどなく、烈波を引いていたところにずっしりとした重みが乗りました。

竿を立てると、なかなかに力強い魚の引きが伝わってきました。
本当に久々の引き味を楽しんだあと、波に乗せて魚体を浜にズリ揚げ。

よく太ったシーバス68cmでした。

控え目でしたが、エラ洗いも２度ほど披露してくれて、
忘れかけていたスズキの釣り味を堪能できました。

残念ながらケン坊さんのようにはいかず、その後はさっぱりでしたが、
どれだけ振りかの魚が出たことで気持ち良く納竿することができました。

翌５月８日。前日は魚の引きを味わえたので今度はイカを、
と夕まづめを狙って同じく糸島の漁港に出撃。

シャクれどシャクれど、なかなか反応がありませんでしたが、
ほぼ無風で釣りしやすく、ストレスを感じなかったこともあり、
集中力は続いていました。

そのうち、大きくエギをシャクッた後のフォール時に、

コツっ

という感覚を手元に感じたので、竿を煽ってみると、

ズシっ

とした手応えと同時にグイングインというイカ独特の引きが始まりました。

引きは、大物を予感させる強いものでしたが、
焦ることなく落ち着いて足元まで寄せ。

しかし、いざタモで掬おうとしたところ、
足場が高いうえ、最干潮の時間帯のため、
わたしの6.3mのタモでは何と水面まで届きませんでした。

焦ったところでしたが、その様子を見たお隣の釣り師が、
更に長いタモを出してくださりました。

その方が、堤防の上に腹這いになり、腕を海面に向け精一杯伸ばし、
必至になってイカを掬ってくださり、
わたしのピンチを救ってくださったのでした。
あの時の方、本当にどうもありがとうございました。

手元に引き上げたミズイカは、わたしが今まで見た中では明らかに一番の大きさ。
計量すると余裕で自己記録更新となる
胴長38センチ、
重さ2.1キロ
のビッグスクイッドでした（ヒットエギはエギ王Ｑ3.5号キュウセンベラ）。

この日は、久々のイカ、そのうえ自身初となる２キロ超え、
また、人様の心温まる親切を頂戴したおかげで、非常に思い出深い良き釣りとなりました。

今回、連日釣果に恵まれるという幸せ釣行となりました。
ほんと、何度ボーズを喰らっても、たまにこんなことがあるから、
釣りはやめられないとつくづく思います。

以上、長々とお邪魔しまして失礼しました。
今週末は潮回りも天気も良好そうなので、また一発当てたいなあ。